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ゾゾタウンの運営会社【スタートトゥデイ】2016年3Q決算読み方

 

ファッション通販サイトの大手、ZOZOTOWNの運営会社であるスタートトゥデイは、元バンドマン前澤優作氏が創業した事でも知られています。創業当初は輸入レコード・CDの通販ビジネスから始めた事でも有名ですね。さて、決算を読んでいきましょう。

 

スタートトゥデイとは

事業は2つに分かれています。
ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』を運営する「ZOZOTOWN事業」と、UNITED ARROWS社やBEAMS社をはじめとするアパレルメーカーの自社ECを支援する「BtoB事業」の2つの事業です。
そして、商品の販売代金やブランド手数料が売上となっています。
またファッションコーディネートのWearアプリや、二次流通事業であるZOZOフリマ、IoTを活用したビーコン事業など、多角的なサービス展開を広げています。

2015年の11月から有料会員向けサービスを開始しております。
長期目標は商品取扱高5000億円としており、有名店舗の出店や、商品取扱高が株価に影響してきていると言われています。
配当性指向が40パーセントと高いROEを示していて、外国人の持ち株比率が高く、ネット関連の中核銘柄とされています。

 

決算概要の読み方

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商品取扱高、売上高、営業利益ともに前年同期比で、増収増益となっています。

増収増益の背景には、アラタナの連結子会社化や、中古商品の流通事業であるZOZOUSEDの取扱高の上昇などもがあげられます。
決算によりますと、もちろんそれだけではなく、出店数の向上や魅力あるサイト作り、既存顧客の購買率の向上に注力した結果がでている模様です。

 

出店数、年間購入額等推移

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購入金額の上昇

こちらはZOZOTOWNの出店ショップ数や、ユーザーの年間購買金額、点数などの推移です。
買取ショップと、受託ショップの違いは、ZOZOTOWNが先に仕入れるか、売れた後に仕入れるかの違いになります。
買取ショップの場合、先行して商品を仕入れるので、仕入れリスクが発生しますが、その分すぐ配送出来るメリットがあります。
受取ショップの場合、販売したら配送する為、仕入れのリスクが生じません。
*比率から見ても圧倒的に、受託ショップの割合が多いですね。
年間購入金額は47,140円、購入点数は8.9点と、購買頻度は上昇している模様です。

 

意外と買っているんですね・・自分自身、ZOZOTOWNで服を購入する割合は、年に1回か2回あるかどうか。サイズ感やフィット感の懸念があり、なるべく実店舗で買うようにはしていますが、既出の課題さえクリアできれば、頻繁に購入したいとは思っています。

スマートフォンの活用 

バイス別商品出荷比率を見ていきましょう。スマートフォンが66%と、ぐいぐい伸びてきています。逆にPCを利用した出荷を減少していき、今後一層、スマホ中心での出荷が増えていくでしょう。
これはWear、フリマ事業なども同様で、スマホアプリを活用し商品を出荷する動きが本流となっていくでしょう。  

既存事業の強化を目指しつつも着々と次の一手を打ち出す、スタートトゥデイ。
今後の展開に期待です。


ps.競合他社と比較して分析してみると面白いかもなぁ。。